「ムーンライトシャドウ映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!」と題してお届けします!
ムーンライト・シャドウは愛する人との別れに向き合えないふたりと、そこに現れたちょっと不思議な人物との物語です。
今回は、原作小説ファンの方が気になる映画でのあらすじや結末ラストの違いをネタバレ考察しますよ。
実写映画版ムーンライトシャドウを観に行く前に、ぜひチェックしてくださいね。
目次
ムーンライトシャドウ映画結末ネタバレ!
┌──────────┐
ティザービジュアル解禁
└──────────┘この恋に名前をつけて、
そっと胸にしまってある─。すべての人の心に沁みる、
心を揺さぶる、
「さよなら」と「はじまり」の
ラブストーリー。#ムーンライトシャドウ #小松菜奈 #吉本ばなな #キッチン pic.twitter.com/bHOwBQEJGy— 映画『ムーンライト・シャドウ』9月全国ロードショー (@moonlight_sdw) July 8, 2021
ムーンライト・シャドウの原作は、吉本ばななさんの初期の短編集「キッチン」の中のひとつの話です。
主人公は、恋人の等を事故で亡くしてしまったさつきという女性ですよ。
受け入れる事ができず、眠れもせず、日課のジョギングで思い出の橋を通りかかった時にうららと出会います。
うららは観光地でもないこの場所で「100年に一度のものが見られる」と話していました。
亡くなった等には、柊という弟がいました。
等は柊の恋人であるゆみこを車で送る途中に交通事故に遭っていました。
つまり、柊は兄と恋人を同時に失ってしまったんです。
恋人との思い出の行動であるジョギングを続けるさつき同様、柊はゆみこの制服を着る事で受け入れる事ができない別れにぶつかっています。
そんななか、うららの言っていた「100年に一度のものが見られる」という日が迫ってきました。
さつきと柊は愛する人との別れを受け入れられるのか、そして100年に一度見られるものとは一体どんなものなのでしょうか。
映画結末は?
📸 : Moonlight Shadow (2021)#小松菜奈 #宮沢氷魚 #ムーンライトシャドウ pic.twitter.com/yhgdCXnEYD
— ʟᴀʟᴀɪɴᴇ ▪ #AIBS2 🔜 (@yullaineedesu) July 9, 2021
交通事故で突然の別れになってしまった恋人の等のことを、さつきは忘れられずにいます。
そんな時に出会ったうららという人物と一緒に橋に行き、目を閉じ次に開けたとき会えないはずの等と会うことができました。
今までずっと一緒に過ごしてきた等が目の前に立っており、さつきは涙があふれて止まらなくなります。
橋を渡ってしまうとさつきも一緒に等がいる世界に入ってしまうため、それはできません。
等の死と向き合い、どう克服していくのかが映画をとおしてわかると思います。
ムーンライトシャドウ映画原作との違いラスト考察!
原作、読みました。
さつきの、等への愛が溢れてて、あらゆるシーンで涙が…。
この物語に美しい情景と音楽が加わって、スクリーンで観れると思うと…9月がとても楽しみ。#ムーンライトシャドウ #宮沢氷魚 #小松菜奈 pic.twitter.com/jH92terjG5— 아카네 (@Aknchinn_K) July 11, 2021
映画「ムーンライトシャドウ」は、吉本ばななさんの短編集「キッチン」の中のひとつの話が原作になっています。
この短編集「キッチン」は世界30か国以上で翻訳され、国内だけではなく世界中で多くの人から注目をあびています。
吉本ばななさんが大学の卒業制作として発表し、学部長賞や文学賞を受賞した名作です。
また、吉本ばななさんは「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語っている作品でもあります。
たくさんの人たちの想いがつまっている作品の映画化ということで、より注目されていますね。
映画と原作のラストの違いを考察していきましょう。
原作結末
さつきが出会った不思議な人物、うらら。
うららが話していた「100年に一度のものが見られる」という日に、さつきは橋に呼び出されました。
そこでうららは、「今から次元や空間がゆれたり、ずれたりする。あなたとあたしは並んでいてもお互いが見えなくなるかもしれないし、全くちがうものを見る。決して橋を渡らないで」と言いました。
さつきが目を閉じて開いたとき、そこには等が橋の先に笑って立っていました。
そして等は次第に見えなくなり、現実の世界に戻されます。
隣にはうららがいて、「変な形で別れた恋人と、最後の別れをしにこの街に来た」と言って人並みに消えていきました。
「別れも死もつらい。でもそれが最後かと思えない程度の恋じゃ、女にはひまつぶしにもなんない。」と言い残した姿が印象的です。
後日、さつきはゆみこの制服を着ていない柊に会います。
柊は夢か現実かわからない場所でゆみこに会い、柊のクローゼットから制服を取り出し持って行ったと話しました。
最後に柊は「ワタシ、気が変なんでしょうか」といい、さつきと柊は2人でたくさん笑ったというところで物語は終了します。
違いは?
早く観たいな⭐️#ムーンライトシャドウ#小松菜奈 pic.twitter.com/DHHY9sbquR
— 7 (@komatsunana777) July 9, 2021
映画では、「100年に一度のものが見られる」という部分の描かれ方に注目したいですね。
さつきは等と、うららは”変な形で別れた恋人”と、そして柊はゆみこと別れるという結末は原作と同じになりそうです。
おそらくそれぞれ相手との会話などのやり取りがありそうですよね。
等は立ち直れないさつきに対してどんな思いでいたのか。
ゆみこは、過去をひきずる柊から制服を引き離す事でどんな影響が出ると思ったのか。
そんな話を聞くうちに、「100年に一度のもの」というこの不思議な体験が「別れ」の形である事が分かるのかもしれません。
そして原作同様、さつきと柊は2人で笑い合うところがラストになるのだとしたら、うららはどこへ行ったのでしょうか?
本当は、最初から「うらら」なんていなかった…そんな展開もあるかもしれません。
小説のファンにとっては、映画化にあたって原作のストーリーと雰囲気がどう表現されるのかがとても楽しみな部分ですよね。
まとめ
「ムーンライトシャドウ映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!」と題してお届けしてきました。
映画「ムーンライトシャドウ」は吉本ばななさんの小説が原作になっています。
原作と映画の結末をネタバレしてきました。
映画と原作のラストの違いを考察していくことで、どちらも楽しむことができますね!