祈りのカルテドラマ最終回結末ネタバレあらすじ!考察と感想も!

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祈りのカルテドラマ最終回結末ネタバレあらすじ!考察と感想も!

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「祈りのカルテドラマ最終回結末ネタバレあらすじ!考察と感想も!」と題してお届けします。

2022年10月期の土曜ドラマ「祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~」が、とうとう最終回を迎えました。

研修医・諏訪野良太はステージ4のガンを患う広瀬が実父だと知り、自分には何ができるのかと考えました。

一緒に院内を回る中、食堂を訪れた広瀬は諏訪野に食べて欲しいと頼みます。

諏訪野は戸惑いながらもその頼みを聞き、広瀬が選んだメニューを食べたのでした。

その後、諏訪野は広瀬にどんなことができたのでしょうか。

本記事では「祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~」の最終回あらすじや結末がどうなったのか、ネタバレ考察していきます。

ドラマに寄せられた感想もまとめていますので、チェックしてくださいね。

 

祈りのカルテドラマ最終回結末ネタバレあらすじ!

「祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~」は、知念実希人氏の小説「祈りのカルテ」と「祈りのカルテ 再会のセラピー」が、ドラマ化されたものです。

知念実希人氏は作家だけでなく、現役の医師でもあるんですよ。

そんな知念実希人氏の執筆した小説が原作ということで、リアルな医療現場の現状が期待できるでしょう。

まずは、各話のあらすじと最終回のあらすじを見ていきましょう!

 

1話あらすじ①

研修医1年目の諏訪野良太(玉森裕太さん)は、純正医科大学附属病院に勤務しています。

諏訪野の父親は、諏訪野が幼い頃に病気で亡くなりました。

その後、諏訪野が11歳の頃に、母親は銀行員の男性・諏訪野と再婚します。

継父は実の子のように育ててくれましたが、諏訪野は継父に気兼ねをして、思っていることを言えませんでした。

周囲の様子を見ながら「いい子」として生きてきた諏訪野は空気を読むことが得意になり、穏やかで周囲の人との付き合いも上手くこなしています。

そんな諏訪野の最初の研修先は精神科で、タロットカードにハマっている立石聡美(松雪泰子さん)が指導医となりました。

いつも規定量以上の処方薬を飲んで搬送された25歳の山野瑠香を、諏訪野は担当することになります。

瑠香はどんなことを聞いても応えず、心を閉ざしていました。

働いていたクラブで知り合った男性と21歳の時に結婚しましたが、瑠香の束縛が原因となってケンカが絶えなくなってしまいます。

それに耐えられなくなった夫とは離婚に至り、それから処方薬を規定量以上飲んでしまうようなったのでした。

現在は生活保護を受けていて、立石は境界性パーソナリティー障害と診断しています。

 

1話あらすじ②

諏訪野は瑠香の腕にあるタバコを押し付けた痕が文字に見えることに気付き、そのことを確認しますが、瑠香を逆に怒らせてしまいました。

ある日、当直をしていた諏訪野は、足を捻挫した男性・広瀬(原田泰造さん)に処置をします。

広瀬を見送った後、諏訪野は何かに気付いて、瑠香のカルテを見返しました。

翌日、立石とともに瑠香の病室を訪れた諏訪野は、瑠香に2つのことを話します。

1つ目は瑠香の血中からは処方薬の成分が一切検出されなかった、つまり処方薬を飲んでいないということ。

2つ目は処方薬を飲んでいないのに、毎月救急車で搬送されていた理由です。

瑠香の元夫は瑠香に手をあげ、生活保護のお金が支給されると、それを全て搾取していたのでした。

諏訪野は警察に相談することを提案するものの、瑠香は退院してしまいます。

しかし、その日の夜に瑠香が再び救急搬送されてきました。

顔は傷だらけでしたが、瑠香は元夫に別れを告げ、手をあげた元夫はすでに警察に捕まっていたと分かります。

瑠香は諏訪野に「気付いてくれてありがとう」と伝えました。

 

2話あらすじ①

諏訪野の次の研修先は外科でした。

外科の指導医は、同期の研修医・冴木裕也(矢本悠馬さん)の父で、優秀な外科医の冴木真也(椎名桔平さん)です。

諏訪野は長時間の手術、焼肉、長時間の手術…という外科特有のルーティーンにぐったりしながらも、手術に必要な糸結びの練習をしたり、当直などの業務をこなしていきました。

諏訪野は冴木とともに、胃がんを患っている高齢患者・近藤玄三(伊武雅刀さん)に手術の説明をします。

冴木は「開腹手術を行わず、内視鏡を使った粘膜切除だけで完治する」と告げます。

一緒に説明を聞いていた娘の幸子と、孫の真緒は安堵した表情を浮かべました。

近藤自身も「冴木先生に任せば大丈夫だ」と、内視鏡手術を前向きに受け入れていました。

近藤の病室には、胆石を患う若宮悟志も入院しています。

入院の翌日、諏訪野が病室を訪れると検査前の若宮がジュースを飲んでいました。

諏訪野が若宮に注意していると、暗い表情をした近藤が戻ってきます。

そして、突然「手術は受けない」と言い出し、理由を聞いた諏訪野に「これはガンじゃない」と答えるのでした。

その答えに諏訪野は困惑し、報告を行ったカンファレンスでも、どう対処するのかと問われてしまいます。

 

2話あらすじ②

カンファレンスは担当医である冴木のフォローで、なんとか乗り切りますが、問題は解決していません。

ある日、諏訪野は近藤が黒スーツの男性と話している姿を目撃し、相手が誰なのかを確かめようとしますが、上手くいきませんでした。

その直後、近藤は「手術を受ける」と言うものの、「内視鏡手術ではなく、開腹手術だ」と主張します。

再び近藤の言葉に頭を抱える諏訪野は、近藤と同室の若宮から黒スーツの男性が保険会社の営業マンだと教えてもらいいます。

それを聞いた諏訪野は近藤の年齢を確認し、80歳までの保険に加入していて、手術で下りる保険金を孫娘の進学資金にしたいのだと気付いたのでした。

近藤は諏訪野の指摘を認め、粘膜内のガンだと保険金が下りないと言われたこと、80歳になる前に手術がしたいことを明かします。

その話を聞いた冴木は近藤の気持ちを汲み、79歳のうちに開腹手術を行いました。

術後の病理検査で、当初は粘膜内の見込みだったガン細胞が粘膜の少し下に達していたと判明し、保険金が下りると分かった近藤は喜びます。

手術を終えて回復した近藤は、娘と孫娘とともに元気に退院していきました。

近藤を見送った諏訪野は、将来の選択として外科もアリだという考えになっていましたね。

 

3話あらすじ①

諏訪野は次の産婦人科で、木佐貫英子(斉藤由貴さん)の指導を受けることになりました。

院長にもタンカを切ったことのある木佐貫のもとで、諏訪野は想像以上にハードな日々を過ごしています。

そんな中、妊娠25週目で切迫早産になっている小野文香(矢田亜希子さん)が、緊急搬送されてきます。

連絡を受けて駆けつけた夫の和正(森田甘路さん)を、文香は「離婚したんです。あなたとは何の関係もない」と突き放します。

そこへもう一人の男性・岡田俊一(内藤秀一郎さん)が現れ、文香と交際していると話すのでした。

実は文香と正和は4ヵ月前に離婚していのですが、妊娠の時期が離婚と重なっているため、正和は「お腹の子は自分の子だ」と主張します。

一方の岡田は文香と交際を始めたのは半年前で、岡田も「お腹の子の父親は自分だ」と譲りません。

文香はどちらが父親なのかを答えようとせず、また検査も全て拒否します。

その後、話し合おうと病室を訪れた正和に対して、文香は「お腹の子の父親は岡田だから、二度と私の前に現れないで」と言い放ちました。

諏訪野は正和から、文香とは大学の先輩後輩であることや以前の不妊治療についての話を聞きます。

一方、諏訪野の同期である曽根田みどり(池田エライザさん)は腎臓内科の患者・四十住沙智(豊崎花さん)のことを気にかけていました。

 

3話あらすじ②

正和が帰った後、文香は「退院させてくれないなら帝王切開してほしい」と要求し、理由を聞くと「守らなきゃいけない人がいるんです」としか答えません。

文香の答えに納得がいかない諏訪野は、恋人である岡田から驚きの事実を聞きました。

実は岡田は文香から恋人のフリをしてほしいと頼まれていただけで、お腹の子の父親ではなかったのでした。

そこで諏訪野はカルテ情報を眺めながら、岡田から聞いた事実、文香の言葉を思い返し、文香が隠していることに気が付きます。

検査を拒否していた文香は子宮頸がんを発症しながらも、長年望んでいた正和の子どもを産むため、妊娠を継続しようとしていたのです。

離婚をした理由は正和が好きだからこそ、辛い思いをさせたくなかったからだと判明します。

それを聞いた木佐貫は、文香にガンの治療を受ける覚悟はあるのかを、正和には文香とお腹の子どもを守っていく覚悟はできるのかを確認します。

2人の覚悟を確認して、木佐貫は帝王切開と同時に子宮頸がん摘出の手術を行うことを決めました。

文香のガンは無事に切除され、2人の間には女の子が誕生したのでした。

沙智はみどりから「病気も恋愛も諦めてほしくない」と言われて、以前から勧められていた手術を受ける決意をします。

無事に手術を終えた沙智は、「思ったよりも痛くない。早く受ければ良かった」と笑顔を見せていました。

 

4話あらすじ①

初期研修10か月目となった諏訪野は、裕也とともに総合診療科で研修を受けています。

他の科で診断できなかった患者を専門に見る総合診療科での診断を、指導医の榊健太郎(小手伸也さん)は『謎解き』と呼んでいました。

そんな総合診療科を受診したのは工藤香織(堀田真由さん)でした。

商社に勤務している香織は大事なプレゼン用の資料を作成中、手指の痺れと四肢の脱力に襲われて倒れてしまったのです。

脳神経外科や婦人科で検査などを受けても倒れた原因が分からなかったため、総合診療科の受診を勧められました。

榊は香織に心当たりがないかと問うと、倒れる直前に同僚の佐々原から渡されたコーヒーに何か混ぜてあったのではないかと主張します。

しかし、血液検査では異物の混入を示す結果は出ず、急性間欠性ポリフィン症の可能性が高いと判明したのでした。

諏訪野と裕也は榊から「自分たちだけでこの謎を解決してみたまえ」と言われてしまいました。

香織の母・佳代(加藤貴子さん)からパン作りを習っている裕也は、謎解きに力が入ります。

一方、諏訪野は榊の言葉に戸惑っていました。

香織や佳代に色々話を聞いて分かったのは、前日の夜に2人で赤ワインを飲みながらナッツを食べたことだけです。

 

4話あらすじ②

入院している香織は処方薬を服用し、睡眠もしっかり取れていましたが、再び激しい腹痛に襲われてしまいます。

きちんと服用したことを確認した諏訪野はある言葉がひっかかり、カルテの情報を改めて確認しました。

そして、ある事実に気が付いて、母の佳代と話をすることにしたのです。

諏訪野は間欠性ポリフィン症が遺伝性であるため、佳代も間欠性ポリフィン症だと指摘しました。

さらに娘の働きすぎを心配した佳代は、ポリフィン症の発作を誘引しやすい食べ物などをわざと食べさせていたのです。

その事実を知った香織は怒りますが、裕也は「親だからこそしたのではないか」と佳代を擁護する言葉を発しました。

それは父親が優秀な医師である裕也だからこそ言えたのかもしれません。

他科で研修しているみどりは諏訪野の継父を診察し、ガンを発症していることを知ってしまいました。

その時に継父の諏訪野に対する気持ちも知り、寮で諏訪野の顔を見て、複雑な表情になってしまいます。

佳代の娘に対する気持ちを知った裕也は、同じ病院で働く父に勇気を出して自分の気持ちを伝えることにしました。

しかし、父はすんなりと受け入れてはくれず、諏訪野たち同期に慰められることになっていました。

 

5話あらすじ①

諏訪野は、みどりとともに循環器内科での研修が始まります。

循環器内科には人気女優の愛原絵理(成海璃子さん)が入院しており、諏訪野たちは指導医の上林(高橋努さん)から決して口外しないように念を押されます。

絵理の本名が”四十住絵理”だと知ったみどりは、カルテを確認してずっと気にかけている沙智の実姉だと知りました。

特発性拡張型心筋症を患っている絵理は渡米での心臓移植を希望していて、準備が整うまでの予定で入院していたのです。

しかし、絵理は家族にすら入院することを知らせていませんでした。

そんな中、絵理の極秘入院がマスコミに報道され、諏訪野とみどりが情報を漏らしたのではないかと疑われる事態になってしまいました。

さらに事務所の社長・久米の横領疑惑が報じられます。

実はこの2つのニュースをリークしたのは絵理のマネージャー・横溝で、全て絵理が仕組んでいたのでした。

入院をリークすることで世間の同情を買った絵理の元には、治療のための寄付が集まります。

 

5話あらすじ②

自分の命が長くないと悟っていた絵理は、自身の渡米を断念して、同じ病気で苦しむ子どもたちへ寄付しました。

実はこの寄付こそが、絵理の本当の目的でした。

患者の気持ちに寄り添いすぎる諏訪野は、絵理の無茶な要求にも応えようと奮闘します。

そんな諏訪野に、次第に絵理は心を開いていき、表情も少しずつ変わっていったのです。

諏訪野は話をする中で、絵理の病気を治せる医師になるという約束をしました。

ところが、間もなくして絵理の状態は急変してしまいます。

彼女のドナーカードでの意思表示によって臓器提供が行われ、腎臓は妹の沙智に移植されました。

また、絵理の素直な気持ちを綴った手紙が、母親と沙智それぞれに渡されます。

移植後の経過が良好な沙智は、母親とともに明るい顔で退院を迎えていました。

諏訪野は絵理の生きていた証として、みどりとともにカルテに入院時のやりとりなどを書き記したのでした。

 

6話あらすじ

諏訪野たちは研修医2年目を迎え、研修医室には後輩が入ってきました。

研修期間が残り半年になった諏訪野は、谷川(YUさん)とともに小児科での研修が始まります。

常に無表情な指導医の志村(勝村政信さん)は、2人に「ここでは想像もしていなかったことが日々起きます」と告げるのでした。

ある日、8歳のぜんそく患児・姫井姫子(金子莉彩さん)が救急搬送されます。

今まで通院していた病院に空きがなかったため、初めて純正医大に搬送されましたが、姫子は「この病院、怖い。魔女がいるから」と窓の外を指します。

数日後には「もう怖くないよ。魔女いないから」と怖がらなくなっていました。

血液検査の結果、姫子の血液からは普段服用しているはずの薬の成分が検出されません。

姫子は「薬は毎日飲んでいる。昨日と一昨日はお父さんが薬をくれた」と話し、母の裕子も昨日と一昨日は父親が薬の担当だったと答えます。

その話を聞いた谷川は父親が飲ませ忘れたと考えますが、諏訪野はどうも釈然としません。

そんな中、姫子が病室から姿を消してしまいます。

諏訪野と谷川、看護師たちが探し回る中、志村が姫子と手を繋いで現れました。

 

6話あらすじ②

その後も姫子が病室から姿を消してしまうことが、何度も続きました。

ある日姫子を探している諏訪野の元に、製薬会社の営業マン・灰崎が慌てた様子でやってきます。

灰崎は姫子が発作を起こしていると話し、諏訪野は吸引薬を持って駆けつけました。

薬を吸引して発作が落ち着いたところへ、志村と姫子の両親がやってきます。

そこで諏訪野は姫子が病室から姿を消した理由を、灰崎に会うためだったと明かしたのです。

灰崎は姫子の実父ですが、一年前に両親の離婚で離ればなれになっていました。

しかし、以前入院した時に病院で灰崎に会えたことから、姫子は薬を飲まず、発作で入院するように仕向けていたのです。

この病院では父親に会えないと思っていた姫子は、病院が怖い、魔女がいると話して、退院したがっていました。

院内で灰崎を見かけたことで、姫子は退院したいと言わなくなっていたのでした。

諏訪野は自分に会いに来た継父の言葉がきっかけで、姫子と灰崎の関係に気付いたのです。

裕子は「二度と会わないで」と言いましたが、その後灰崎は「週に一回、姫子と会えるようになった」と嬉しそうな顔で諏訪野に伝えていましたね。

 

7話あらすじ①

救急救命科での研修が、指導医の柚木慧(観月ありささん)の元で始まりました。

夜勤を任された諏訪野と牧村(濱津隆之さん)は、続けて運び込まれる患者の対応に追われていきます。

そんな中、諏訪野は意識消失で運ばれた秋田竜也(やべきょうすけさん)が、一年前にも運ばれて対応したことを思い出しました。

秋田はその時も今回も自ら救急要請していることに、諏訪野は違和感を感じます。

意識が戻った秋田は、昼間に消化器内科の病棟に無断で侵入していて、消化器内科に何か目的があるようでした。

秋田には意識消失の原因になる異常はなく、諏訪野たちは薬物中毒を疑って、尿検査を受けてもらおうとします。

その話を聞いた秋田は逆上するものの尿検査を受けますが、尿検査を終えた秋田は再び意識を失ってしまったのでした。

様々な検査を行っても、意識を失う原因は分かりません。

対応に悩んでいるとベッドにいたはずの秋田の姿が見当たらず、諏訪野と牧村は院内を探して回ります。

諏訪野は秋田が使用していたトイレで”アメ”を拾い、再びカルテの情報を確認しました。

そして、秋田の意識消失の原因と消化器内科に近付いた理由を導き出します。

秋田は他院で糖尿病治療のため、自己注射のインスリンを処方されていて、それを過剰投与したために意識消失に至ったのです。

諏訪野が拾った”アメ”も低血糖を防ぐために処方されていたものでした。

消化器内科には秋田の母が入院していて、秋田は母の誕生日にどうしても会いたかったのです。

30年も会っていないにも関わらず、秋田の母はすぐに息子だと分かり、再会を喜びました。

こうして諏訪野と牧村は、長い当直の一夜を終えます。

 

7話あらすじ②

一方、百薬荘では裕也の誕生日パーティーのために、みどりたち同期が集まっていました。

料理や飾りつけも自分で準備して、裕也はパーティーを盛り上げますが、同期たちはそれぞれの事情で帰ってしまいます。

さらにみどりは弟から母が倒れたと連絡を受け、急いで病院へ向かいました。

幸いにも適切な処置を受けられた母の姿を見て、みどりはホッとした表情を見せます。

百薬荘には裕也の父である冴木が現れて、2人は飲みながら裕也の誕生日を祝ったのでした。

冴木は広瀬の「俺の代わりに、良太のことを頼んだからな」という言葉を思い出します。

そして、諏訪野に住所の場所へ届けて欲しいと紙袋を託したのです。

メモの住所を訊ねた諏訪野は広瀬が出てきたことに、一方の広瀬は諏訪野が訪ねてきたことに驚いていました。

 

8話あらすじ①

広瀬の自宅を知った諏訪野は、その後たびたび広瀬を訪ねるようになりました。

諏訪野は橘とともに、指導医の桃井佐恵子(りょうさん)の元で皮膚科の研修が始まります。

ふくらはぎにやけどを負った女性・守屋春香(山崎紘菜さん)が搬送されてきます。

守屋は揚げ物中に煮えた油をひっくり返したと説明しますが、橘は搬送時に履いていたスカートには汚れがないことに違和感を覚えました。

守屋が負ったやけどは重度で皮膚移植が必要なため、治療が続けられる中、諏訪野はやけどの横に黒いシミを見つけます。

橘は相次いで起こっている不審火の犯人が、守屋ではないかと疑い始めますが、それを聞いた諏訪野と桃井は否定しました。

ある日、守屋が消灯後に病院から姿を消してしまい、皮膚科のスタッフは院内を探し回りました。

朝になって守屋が帰って来て、包帯を変える処置を行った諏訪野はやけどが広がっていることに気付きます。

報告を受けた桃井にも、その理由は分かりません。

一方、百薬荘では連日母の看病に行って疲れた様子のみどりのことを、裕也が心配して声をかけました。

しかし、みどりは裕也に八つ当たりしてしまって、2人は険悪なムードになってしまいます

また、ストリートミュージシャンの歌を聞いていた橘は、同じ研修医の谷川から言われたことに対して不機嫌になり、この2人にも険悪なムードが漂っていきました。

 

8話あらすじ②

守屋は見舞いに来ていた婚約者の鍋島が「めまいと耳鳴りがする」と不調を訴えていることを心配して、耳鼻咽喉科の受診をすすめます。

諏訪野からカルテに職業などを記入すると知った鍋島は、「なんともない」と言って受診しないまま帰ってしまいました。

諏訪野は10年前のカルテで守屋が耳鼻咽喉科を受診して、突発性難聴と診断されていたこと、MRI検査を拒否していたことを知ります。

そんな時、鍋島から守屋が自分の仕事を勘違いしていること、自分の両親と温泉旅行に行く予定だったと聞いた諏訪野は、再びカルテの内容を確認します。

そして、過去にMRI検査を拒否していたことがヒントになり、守屋の火傷は足に入れたタトゥーを消そうとしたのだと気付きました。

諏訪野から真相を告げられた守屋は、どうせ自分の気持ちは分からないと突っぱねますが、諏訪野と橘から「大事な人を傷付けてほしくない」という言葉に心を動かされます。

守屋と鍋島はお互いに隠していたことを明かし、そんなことでは嫌いにならないという気持ちを伝えて、結婚の約束をしました。

守屋のことがきっかけで橘は自分の思いを見つめ直し、谷川との険悪なムードは

百薬荘では裕也がみどりに料理を振舞い、しんどい時は助けるからという気持ちを伝え、みどりもその言葉を素直に受け止めました。

裕也の作った唐揚げを持って広瀬の自宅を訪ねた諏訪野は、室内で喀血して倒れている広瀬を見つけたのです。

 

9話あらすじ①

自宅で倒れていた広瀬は純正医大に搬送された後、意識が戻りました。

諏訪野は冴木とともに検査を勧めますが、広瀬は他の病院で調べて分かっていると検査を拒否します。

さらに末期がんに侵されていると明かし、諏訪野たちが目を離した隙に姿を消してしまいました。

そんな中、諏訪野は腎臓内科での研修が始まり、指導医の大賀寛太(片桐仁さん)と行動をともにします。

回診に向かう途中、医大生の頃から犬猿の仲の検査科の竜崎勲(山中聡さん)と鉢合わせし、諏訪野は検査技師の小笠原(若林時英さん)とともに2人をなだめました。

大賀とともに担当している末期腎不全の桐生鈴音(植原星空さん)は、生体腎移植手術を翌日に控えています。

術前の血液検査で肝臓の値に異常が見つかるものの、腹部エコーをしても悪いところは見つかりません。

延期した手術前の検査で腎臓を提供する母親に心電図の異常が見つかり、手術は再び延期となってしまいました。

そんな中、諏訪野は継父の幸一から、静岡への転勤が決まったことを知らされます。

その転勤には母の千絵と妹の亜衣も一緒に行く予定で、幸一は「一緒に暮らしたい」と素直な気持ちを伝えました。

諏訪野はすぐには返事が出来ないと、考える時間をもらうことにします。

病院から姿を消した広瀬は買い物途中に店で倒れ、再び純正医大に搬送されました。

同期だった立石とも再会した広瀬は、立石との会話で自分が大事にしていたことを思い出し、治療を受ける決意を固めたのです。

 

9話あらすじ②

沙智と話していたみどりは、沙智のひと言で研修後の進路を小児科にすると決めました。

一方、大賀と諏訪野は立て続けに起こる検査結果の異常は、誰かが邪魔していると考え、諏訪野はカルテを見直します。

そこで沙智と鈴音の会話がヒントになり、移植手術を邪魔しているのは身近な人ではないかと考えました。

実は鈴音は移植手術後、大手ホテルの御曹司と結婚することになっています。

ところが、鈴音は透析で通ううちに励ましてくれた小笠原に想いを寄せ、2人は付き合うようになっていたのです。

料亭を守りたい母が持ってきた結婚の話に不安を感じたものの、鈴音は小笠原とのことを言い出せずにいました。

諏訪野に指摘された小笠原は検査に関することを素直に認めた上で、鈴音への気持ちを話します。

母にどう思っているのか問われた鈴音は、母への感謝とともに小笠原と一緒にいたい思いを打ち明けました。

鈴音の言葉に母は涙し、2人の交際を認めたのでした。

鈴音と母のやり取りを聞いていた諏訪野は、何かを決心したようです。

実家へ向かった諏訪野は、幸一に「一緒に静岡には行かない」と返事をします。

その上で、今まで言わずにいた本音を幸一にぶつけました。

幸一は突然のことに驚くものの本音を受け止め、はじめて”良太”と呼びます。

それは”本当の家族になれた”と、諏訪野家の誰もが思った瞬間でした。

 

最終回あらすじ①

諏訪野は最後に研修を受ける緩和ケア科で、指導医の窪啓太郎(高嶋政宏さん)から広瀬の主治医を任されます。

行きたいところややりたいことを尋ねられた広瀬は、「良太先生に看取ってもらうこと。もう心残りなんてないよ」と静かに答えました。

同期の研修医が所属する科を決める中、諏訪野は広瀬のことで頭がいっぱいです。

そんな時、院内で警視庁捜査一課の桜井(山崎一さん)に声をかけられます。

桜井は広瀬のことで話があると告げ、諏訪野は広瀬の過去を知ることになるのです。

24年前、広瀬はある会社の金を盗んだ上、警察官に暴力をはたらいた罪で、7年間服役していたのでした。

桜井は金を盗んだことに関しては、冤罪の可能性があると明かします。

自責の念に駆られている桜井は、広瀬に面会しようとしたものの、拒否されてしまったのでした。

そこで、諏訪野から会うように言ってもらえないかと頼みに来たのです。

なぜ自分なのかと尋ねた諏訪野は、そこで自分が広瀬の息子という事実を知ります。

 

最終回あらすじ②

当時を知る冴木は、逮捕された広瀬は家族に迷惑をかけたくないと離婚し、その後は一切連絡を絶っていたと話しました。

広瀬との関係を知った諏訪野は、頭の整理が追いつきません。

しかし、父である広瀬との別れは、確実に迫っています。

諏訪野は医者として、息子として、広瀬に何ができるのか考えました。

そんな悩む様子を広瀬は感じ取り、「どの科を選ぶのか迷ってるんでしょ?僕が考えてあげるよ」と諏訪野に告げます。

一方の諏訪野は、広瀬にしたいことはないかと聞き、院内を散歩することを提案します。

車いすを押している諏訪野に、広瀬は諏訪野に同期を紹介してほしいと頼みました。

諏訪野が同期をひとりひとり紹介し、それを聞いている広瀬はとてもやわらかい表情をしていました。

病室で諏訪野と話していた広瀬は、突然呼吸困難に陥ります。

指導医の窪が鎮痛剤を増やそうと提案しますが、諏訪野は利尿剤を投与すると判断しました。

投与した利尿剤によって広瀬の状態は安定し、諏訪野は安堵の表情を浮かべます。

窪は利尿剤の投与で広瀬が回復したことに驚きながらも、良い判断だったと諏訪野に伝えるのでした。

 

最終回あらすじ③

再び刑事の桜井と話した諏訪野は、行方の分からない盗まれたお金が見つかれば、広瀬の無罪が証明できると聞いていました。

そこでこれまでの話を改めて振り返り、あることに気付いて、桜井に連絡して確認を頼みます。

諏訪野は広瀬の病室を訪ね、桜井に確認してもらった結果を伝えました。

広瀬に罪を被せたのは、一緒に警備員として働いていた先輩の服部でした。

広瀬のカバンに一部のお金を入れた痕、盗んだお金を二重になっている天井に隠していたのです。

広瀬が警備員をしていた頃は、アスベスト対策が行なわれていたはずなのに、広瀬は悪性腫瘍に侵されていました。

それこそが真相にたどりつくヒントだったのです。

そして、諏訪野は実父だと知っていることも明かし、諏訪野は広瀬にずっと大切にしていた電車を見せます。

そして、電車の一部が壊れていたのは、父が自分を守るためだったんだねと語りかけました。

その言葉に広瀬は涙し、最後に父親にしてくれてありがとうと感謝しました。

 

祈りのカルテドラマ最終回結末ネタバレあらすじ!考察と感想も!

心に問題を抱えた患者の心を汲み取ることで、諏訪野は問題の解決に関わってきました。

最終回では、諏訪野が自分の進むべき道を決めていく様子が描かれるのではないでしょうか。

また、ドラマに寄せられた感想もまとめましたので、見ていきましょう!

 

結末

諏訪野は広瀬が実の父と知り、医師として息子として広瀬が残された時間を穏やかに過ごせるよう、色々と考えました。

進路に悩む諏訪野のために広瀬が選んでくれた科は、循環器内科でした。

桜が見たいと話していた広瀬のために植えた桜の木の下で、諏訪野は広瀬が科を書かれた紙を見ながら、「正解」と呟きます。

桜の木に「いってきます、お父さん」と声をかけ、職場へと向かっていきました。

親子としての絆を感じられたラストシーンでしたね。

 

感想

最終回にはめっちゃ泣いた、とてもよかったと評価する声が続々とあがってきています。

同期の絆や親子愛が描かれるだけでなく、どの科の医師もいい人ばかりで、患者を大事にする温かいドラマだったという人もいるほどです。

実父の広瀬のために何ができるかを考える諏訪野の姿に、グッときた人も多いでしょう。

また、病室で諏訪野と広瀬が親子として過ごしたシーンも胸に迫りました。

広瀬を演じる原田泰造さんの演技について、”すごい!”という声があがっていました。

多くの人から諏訪野が循環器内科として働く姿が見たいという意見や、続編に期待する声もありましたよ。

続編のお知らせが届くことを願っています!

 

まとめ

ドラマ「祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~」の最終回のあらすじや結末をネタバレ考察しましたが、いかがでしたか。

諏訪野の空気を読む能力とカルテを読み解く力が、ドラマ「祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~」の見所の一つでした。

患者である広瀬が実父だと知った諏訪野は、刑事の桜井から聞いた話を元に広瀬が冤罪だという証拠を見つけました。

そして、親子としての時間も過ごした広瀬を担当医として見送ります。

広瀬のために植えた桜に「いってきます」と告げた諏訪野は、所属する循環器内科へと向かっていったのでした。

寄せられた感想とともに、ドラマを振り返ってみてはいかがでしょうか。

以上、「祈りのカルテドラマ最終回結末ネタバレあらすじ!考察と感想も!」でした。

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