「らんまんドラマは実話?モデル誰で実在人物か徹底調査!」と題してお届けしてまいります。
NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」の作者は、長田育恵さんです。
長田育恵さんの書いたドラマ「らんまん」では、高知県で生まれた槙野万太郎の半生が描かれています。
本記事ではドラマ「らんまん」の人物が実在するのか、槙野万太郎は誰の話なのか、モデルは誰かについて徹底的に調査していきますよ。
さらにドラマ「らんまん」が実話なのかについてもリサーチしていきます!
目次
らんまんドラマのモデル誰で実在人物か徹底調査!
日本の植物分類学の父であるという牧野富太郎さんのことは何も知らずに牧野記念庭園に行って、帰り際に見つけたリーフレットを帰宅してから読んだら、来年神木君で朝ドラになる「らんまん」のモデルになる人だった(°◇°;)のぼりが反転してたからちゃんと読まずにすでにドラマ化されてたかと思ったよ。 pic.twitter.com/hbFXofF266
— ta ma (@yankiss625) April 23, 2022
「らんまん」は明治に生きる槙野万太郎の半生を描いています。
槙野万太郎のモデルは、実在する植物学者・牧野富太郎さんですよ。
そして、タイトルとなった「らんまん」は、春爛漫や天真爛漫の“らんまん”ですよ。
それは、草花がらんまんと咲き誇り、植物のエネルギッシュな生命力を表しています。
さらに、植物学者・万太郎が、天真爛漫に駆け抜けたという意味も込められているんですよ。
モデルとなった富太郎さんも、万太郎と同じく植物に命を懸けた植物学者です。
そこでモデルとなった牧野富太郎さんについてご案内していきます!
モデルは牧野富太郎!
1862年、牧野富太郎さんは現在の高知県高岡郡佐川町で生まれました。
酒造業を営む「岸屋」のひとり息子として富太郎さんは、裕福な家庭に育ちます。
しかし、幼い頃に両親と祖父を立て続けに亡くしてしまいました。
その後、富太郎さんは祖母の浪子さんに育てられます。
やがて佐川小学校に進みますが、授業に物足りないと小学校を自主的に退学しました。
そこからは元々興味があった植物を独学で学び、知識を身につけていきます。
本格的に植物学を志した富太郎さんは、帝国大学大学の教授・矢田部良吉氏、助教授、松村任三氏の元で研究に没頭しました。
高知県や東京都内での植物採取を続けながらも富太郎さんは「植物学雑誌」の創刊に携わります。
「植物学雑誌」は権威ある植物学誌で、その中で富太郎さんは新種ヤマトグサに学名をつけて発表しました。
★大和草(ヤマトグサ)
山野草愛好家にとっては神様のような存在の牧野富太郎博士が日本人として初めて学名を付けた花であり,まことに由緒正しき山野草です。... http://fb.me/xeKeJaqG
— 青嵐(自然写真家) (@morgenrot2010) May 24, 2011
その後も富太郎さんは、東京帝大理科大学を基盤に植物学の研究に打ち込みます。
順風満帆に思える富太郎さんの研究ですが、あるとき植物学教室への出入りを禁じられるといった困難に遭いました。
しかし富太郎さんはその圧迫に耐え、教務のほか、植物学の普及に尽力していくことになります。
プライベートは?
プライベートでは富太郎さんが26歳の頃に寿衛さんと入籍すると、その後13人の子どもたちを授かりました。
研究に打ち込むための費用が莫大だったため、裕福だった実家の財産を使い果たします。
さらに13人の子供を抱え、生活は困窮していきました。
しかし、ギリギリの生活を続けながらも富太郎さんは植物の研究に没頭し、あちこちまわって膨大な数の植物標本を作製していきます。
そして、富太郎さんは大規模な植物知識の教育普及や講演会を行うなど、植物知識の普及に尽力しました。
富太郎さんは生前、自身が生涯にわたって植物研究に打ち込めたのは、妻のおかげだと振り返っています。
スエコザサのスエコは寿恵子って書くのねん。
— スマティー出張版W(`0`)W (@afro_rainbow) May 10, 2022
寿衛さんが亡くなった際には、妻の名前を取り新種のササに「スエコザサ」と命名するなど、妻への思いが分かりますね。
そして1957年、94歳で富太郎さんの生涯は閉じました。
富太郎さんは植物分類学の基礎を築いたひとりとしても知られ、1940年に刊行された植物の書籍は今なお広く親しまれています。
らんまんドラマは実話?
牧野植物園 行ってきた
来年 朝ドラ 牧野富太郎 らしくて ドラマ始まってないのに、お客さん めっちゃおった💦緑と 花に 癒された✨ pic.twitter.com/btykqhgJji
— たださん (@Nobu33311) May 24, 2022
ドラマ「らんまん」では、天才植物学者・牧野富太郎さんをモデルとして槙野万太郎の生涯が描かれています。
明治維新から大正・昭和という時代背景や、高知や東京という牧野富太郎さんの生活拠点など、共通する箇所が多くあります。
果たしてドラマ「らんまん」は実話なのでしょうか。
リサーチしていきます!
実話?
ドラマ「らんまん」は、牧野富太郎さんをモデルにして、その半生をフィクションとして構成しています。
よって、富太郎さんのエピソードや功績という実話を元に、オリジナルのストーリーで展開していくということですよね。
富太郎さんの植物にかけた思いと同じように、槙野万太郎も生涯をかけて植物に命を懸けていくはずです。
ドラマでは人物は部分的に改称されますが、万太郎を取り巻く周囲とのかかわりについても描かれるでしょう。
そしてドラマでは、富太郎さんを支えた妻の存在が大きなポイントになってくるのではないでしょうか。
実際、富太郎さんが仙台で新種として発見した植物を、自身の研究を支え続けた妻の名前をとって命名したというエピソードがあります。
妻が重体の時、仙台からもってきた笹に新種があったので、私はこれに「すえこざさ」と命名し、「ササ・スエコヤナ」なる学名を附して発表し、その名は永久に残ることとなった。この笹は、他の笹とはかなり異なるものである。
— 牧野富太郎bot (@tomitarobot) June 3, 2022
こいうった、植物命名の背景にあるエピソードも、実話に絡めてドラマでは描かれるのではないでしょうか。
生きるだけでも大変ですが、植物優先の富太郎さん支えた妻の苦労はとてつもないものだったはずです。
しかし、彼の周囲にいる人たちが次々と生命力を与えられていることが、妻にとっては誇らしかったではないでしょうか。
富太郎さんの植物に対する、困難にもめげず突き進んでいく思いが妻の支えになったはずです。
ドラマでは、妻の苦労の実話などを元に妻にも焦点を当て描かれるかもしれません。
高知の豊かな自然が富太郎さんを成長させ、植物という学問の原点とななりました。
富太郎さんの実話を元に、万太郎の植物への思いと、家族への純愛が中心に描かれるのではないでしょうか。
まとめ
「らんまんドラマは実話?モデル誰で実在人物か徹底調査!」と題してお届けしてまいりました。
連続テレビ小説第108作めとなる「らんまん」を徹底調査したところ、実在の人物、牧野富太郎さんをモデルに描かれていることがわかりました。
そして物語の内容も、波乱万丈な人生を過ごした富太郎さんの実話をオリジナルで構成しています。
植物学の父として有名な富太郎さんですが、ドラマでは妻や子供たちへの愛も描かれるのではないでしょうか。
さらに、富太郎さんの植物への人生を捧げた思いに、胸が熱くなるはずです!