マイブロークンマリコ映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!

マイブロークンマリコ

マイブロークンマリコ映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!

Pocket

「マイブロークンマリコ映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!」と題してお届けしてまいります。

人気コミック「マイ・ブロークン・マリコ」が映画化されることになり、話題になっていますね。

本記事では、原作「マイ・ブロークン・マリコ」のあらすじや結末をネタバレします。

また原作と映画のラストに違いがあるのかも考察していきますよ!

 

マイブロークンマリコ映画結末ネタバレ!

熱狂的なファンに支持されている「マイ・ブロークン・マリコ」は、平庫ワカ氏の人気コミックです。

26歳のOL・シイノトモヨは昼食中、店先にあるテレビで中学時代の親友・イカガワマリコが亡くなった事を知ります。

自ら命を絶ったと言われますが、先週マリコと会ったばっかりのシイノは耳を疑いました。

その時のマリコは元気で、何の異変もなかったんです。

しかし元々マリコにはある深刻な悩みがあり、それにより心を病んでいたことがありました。

それはマリコが中学時代、父親にひどい扱いを受けていたことです。

当時、マリコに何もできなかったことを悔やんでいたシイノは、今マリコのためにできることを考えまました。

そして追い込んだ原因である父親に弔われても、マリコは喜ばないと考えたシイノは、マリコの遺灰を奪うことを決めます。

シイノが中学時代にマリコが住んでいたアパートを訪ねると、マリコの父親の新たな恋人タムラキョウコがドアをあけました。

セールスを装って部屋に上がろうとするシイノに、キョウコは自分が上京してきた頃を思い出し部屋に通してくれました。

 

原作ネタバレ①

シイノは久々に来たマリコの実家で色々物思いに耽りますが、線香の煙によりハッと我に返ります。

マリコの父親が見え、シイノは仏壇へと飛び掛かりました。

父親は必死で抵抗しますが、シイノはマリコの遺灰を奪うことに成功します。

自分の部屋に帰り着いたシイノは旅の支度を整え、生きていた頃のマリコが行きたがっていた自分の名と最初の2文字が共通する、まりがおか岬に向かいます。

シイノは夜行バスに乗り、10時間掛けてやってきた港町の空気を吸い込みました。

会社の電話を無視したシイノは、さらに電車を乗り継ぎ、そして「まりがおか」と書かれたバス停で下ります。

波音が聞こえ、音のする方向へ走っていった時、背後を通ったバイクがシイノのリュックを持ち去りました。

マリコの遺灰を抱えたシイノが、逃げたバイクを指さして叫んでいると、釣り帰りの男が通りかかります。

リュックの中にはスマホや財布だけでなく、マリコにもらった大量の手紙が全部入っていました。

 

原作ネタバレ②

シイノはマリコの手紙を取り戻すためにバイクを追いかけたため、マリコの遺灰を置き去りにしてしまいました。

クーラーボックスをさげた男は遺灰に気づきましたが、どうすることも出来ず困惑します。

シイノは夕方までバイクを追いますが手がかりはなく、元のところに戻ってくると釣り帰りの男が待っていました。

男はずっとシイノが置いていった遺灰の番をしていたのです。

さらに男は、シイノが文無しだとわかると、宿代にとお金を渡してくれました。

シイノは礼を言い、男の連絡先と名を聞きますが、男は名乗らず去って行きます。

彼が提げていたクーラーバッグには「ナリタ商店 マキオ」と書かれていました。

シイノがバイクを追った夜、「おもひで」という店のテーブル席に座ったシイノは、マキオに貰った金で飲食します。

行く当てもないシイノがバス停のベンチに横たわっているところをマキオが見つけました。

 

原作ネタバレ③

親身になってくれるマキオに対し、シイノは借りたお金を宿ではなく飲食で使ってしまったことを告白し謝ります。

マキオは嫌な顔もせず、自分のことを大事にするようにとシイノに告げました。

それを聞いたシイノは、昔自分もマリコに同じ事を言ったと思い出します。

しかしシイノの言葉を聞いても、マリコが生き方を改めることはありませんでした。

子供の頃父親に受けたひどい扱いのせいで、マリコは自分を大事にするというのが何を意味するのかが理解できませんでした。

そして、父親と同じような男を恋人に選ぶという失敗を繰り返していたのです。

シイノはマキオに別れを告げ、まりがおか岬へ向かいました。

潮風が吹く中、シイノはマリコに対し、どうしたらいいのか迷っていた事を語りかけます。

マリコはシイノの仕事の邪魔をしたり、シイノが苦労して別れさせた彼氏とすぐに寄りを戻しました。

しかしそれは、マリコがわざと自分を粗末にし、ただひとり自分の味方でい続けてくれたシイノの気持ちを確かめる行為だったのです。

 

原作ネタバレ④

まりがおか岬にたたずむシイノの元にマリコの幻が現れました。

マリコの幻はシイノに沢山迷惑かけたと悔やますが、シイノは否定しマリコの幻を抱き締めます。

悪いのはマリコではなく、周りのみんなが自分の弱さをマリコに押しつけたとシイノは言いました。

生きていた頃のマリコが、シイノの存在があるだけで自分の存在を実感できると言っていたのを思い出します。

興奮したシイノは、マリコに置いていかれた腹立たしさで、衝動的に海に飛び込もうとしました。

シイノに追い着いたマキオがそれを止めます。

その時悲鳴が聞こえ2人が振り向くと、ヘルメットを被った男が見知らぬ女子中学生を追いかけていました。

必死に逃げるその子が中学生時代のマリコと被ったシイノは、骨壺をヘルメットにぶつけます。

骨壺が割れ、マリコの遺灰が海へと飛び散りました。

 

原作ネタバレ➄

遺灰を受け止めようと手をさしのべたシイノは、断崖へと続く斜面を転がり落ちていきます。

キラキラ光るマリコの遺灰にシイノは手を伸ばしました。

シイノは、灰になってもキラキラしていて、生きていた頃のマリコと変わらないなと感じます。

マリコの幻はシイノの子供に生まれたかったと語り、シイノはマリコの幻を抱擁しました。

愛に恵まれなかったマリコに、ただ1人シイノだけが愛を注いでいたのです。

海に落ちたシイノは、浜辺に打ち上げられて気づきました。

マリコの幻の抱擁は、シイノが気を失っていた間に見た夢だったのです。

そこへマキオがやってきて、自分も大事な人を失い、まりがおか岬に飛びこんだことを告げました。

海に飛び込んだものの命を落とさなかったマキオは、「亡くなった人に会うことが出来るのは、自分が生きていることだ」とシイノを諭します。

亡くなった人間が思い出の中で生き続けるなら、シイノの命が絶える事でマリコは永遠に消滅するということになるのです。

 

マイブロークンマリコ映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!

ふたりが旅する中、マリコの幻とともに、シイノはふたりのやり取りを回想してきましたね。

そんな「マイ・ブロークン・マリコ」の結末を見ていきましょう。

また、原作と映画のラストに違いがあるのか考察していきます!

 

原作結末

海へ落ちたものの命に別状なく、シイノは自宅へ帰りました。

ヘルメットの男は、シイノのリュックを奪った男だということが分かります。

そして、マリコの手紙は無事シイノの元に戻りました。

シイノが自分の部屋に着くと、ドアノブにキョウコがくれた紙袋がぶらさがっています。

そこにはマリコの父親宅に置き忘れたシイノのパンプスと、マリコがシイノにあてた手紙がありました。

マリコの遺品整理をしていたキョウコが見つけ、シイノに持ってきてくれたのです。

手紙の1行めには「シイちゃんへ」と記され、シイノは立ったまま無言で手紙を読んでいきました。

読み終えたシイノはただひと言「うん」と頷き、マリコの手紙を抱き締めます。

 

映画結末考察!違いは?

原作では、マキオとシイノのその後については描かれていません。

それぞれ大切な人を失ったという二人が、偶然に出会い、さらにまりがおか岬で同じ経験をします。

映画では同じ傷を持つもの同士、寄り添って生きていくといった流れがあるかもしれません。

そんなふたりの間に授かった娘が、生まれ変わったマリコであるなら驚きますよね。

そして生まれ変わったマリコが両親にたっぷりの愛を受け、幸せに暮らしていくといったラストになると考察します。

 

まとめ

映画「マイ・ブロークン・マリコ」の結末がどうなるのか、ネタバレでお送りしてまいりましたがいかがでしたでしょうか。

さらに原作と映画のラストに違いがあるのかを考察しましたよ。

映画では原作の世界観を大きく覆すようなストーリーはないのではないでしょうか。

そして映画のラストでは、原作で描かれていない立ち直った後のシイノが描かれるかもしれません。

以上、「マイブロークンマリコ映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!」と題してお届けしました!

-マイブロークンマリコ