軍艦少年映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!

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軍艦少年映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!

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映画「軍艦少年」が2021年12月からロードショーとなりました!

軍艦島を舞台に繰り広げられるお話がどんな映画なのか、待ちきれないファンの方も多くいらっしゃいますよね。

そこで今回は、映画の原作コミック「軍艦少年」のあらすじをネタバレと併せてご紹介します!

結末やラストはどうなるのか、原作との違いについても考察していきますよ。

「軍艦少年映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!」というテーマでお届けします。

 

軍艦少年映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!

映画「軍艦少年」は「ギャングキング」でおなじみの柳内大樹さんが短期の連載として描きあげた「軍艦少年」が原作となっています。

作者が得意とする画風のヤンキー少年が多数登場し、喧嘩や言い争いのシーンはとても見ごたえがある作品なんですよ。

物語は主人公の松本海星の母親で、父親の玄海にとっては最愛の妻である小百合の死後から始まります。

親子が暮らしているのは長崎県の軍艦島が見える町ですが、主人公である海星の両親はともに軍艦島で生まれ育ちました。

その軍艦島こそ、この物語のキーポイントとなる場所なのです。

愛する家族の死をどのように乗り越えていくのか、様々な苦悩と葛藤が描かれた作品のあらすじを紹介していきます!

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あらすじ①

松本海星は、16歳の高校生です。

母親を亡くしたばかりで、その現実を受け入れられないイライラから近隣高校のヤンキーたちとケンカの日々を送っていました。

その中で、自分の名を勝手に騙り悪さをしているグループがいる事を知り友達の純にそのグループの捜索を命じます。

そんな折に北海道から父親の親友でありマルボウ担当の刑事、巌が母親に線香をあげるため海星の家を訪れていました。

海星の家は、ラーメン屋ですがもうしばらく営業していません。

小百合の死は玄海にとっても生きる気力や意味を失くすのに十分だったからです。

玄海は毎日堕落した生活、カーテンを閉めきった部屋の中で小百合の遺影に話しかけていました。

そんな父親に対し反発を感じながらも、海星は何も出来ません。

巌は、親の生まれ育った場所を一度くらい見ておくように海星に伝えました。

海星は「島には宝物があってオマエが見つけ出してオヤジに渡せたら元気になるかも」という言葉を聞き、純の従兄弟の船で軍艦島へと向かいます。

けれど、今は勝手に入島はできないという純の従兄弟の言葉に断念しました。

 

あらすじ②

海星には母親譲りの絵の才能があり、母と同郷の泉が顧問の美術部に所属しています。

泉は小百合が亡くなって以来、絵を描かなくなった海星と荒んだ生活の玄海をとても心配をしていたのです。

海星のグループ内には海星を気に入らない小池という男がいました。

小池は不良の兄と、格闘家のテツもいる兄の仲間の帰省を機会に海星を陥れようと企てていました。

はじめは高校生の揉め事に興味がない様子でしたが、弟が女子高生を紹介するという条件に乗り気になってしまいました。

そして、海星達が夜の海辺に集まっている時に襲撃が起きるのです。

小池の兄たちは言いがかりをつけて海星に襲いかかりました。

海星が優勢でしたが、テツによる攻撃で段々とピンチに陥ります。

純は小池にケンカを止めろと訴えますが、純の素行の悪さから反論をされてしまいます。

なんと海星の名を勝手に騙り利用しているグループに純が入っていたのでした。

純は更に追い討ちをかける小池から逃げるようにその場から立ち去り、他の仲間もいなくなってしまいました。

海星は、親友の裏切りに戦意を喪失してしまいます。

 

あらすじ③

翌日からは小池がグループのリーダーになり、海星達は学校を休むことになりました。

海星と結が浜辺を歩いていると、結は純の一連の騒動の真相を話し始めました。

たまたま食事中に絡まれ海星の仲間だと分かると相手側がお金を置いていった事があり、それ以後味を占めた小池達が犯行を重ねていたと言うのです。

もちろん海星は納得ができないままその場を離れました。

ある日、巌は学校を休んでいる海星を日中に軍艦島へと連れ出しました。

海星は夜に外側から見た様子と、明るい中で見る島の荒れ果てた様子の違いに驚きを隠せません。

巌は強い玄海でさえ何かの原因で弱くなってしまう事、そして「一番大事なのは、弱い自分自身の心に打ち勝つ事」だと教えたのです。

 

軍艦少年映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!

母が亡くなり絵を描かなくなった海星は喧嘩ばかりの日々を過ごし、妻を亡くした玄海は荒んだ生活から抜け出すことが出来ません。

この親子が再びしっかりと前を向いて歩いていく日はやってくるのでしょうか?

原作のネタバレを紹介しながら映画と原作の違いを考察していきます!

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原作の結末は?

玄海は泉に、突然後悔を打ち明けました。

それは小百合が病に苦しむ姿を見て「一緒に死のうか」と言ってから小百合が弱音を吐かなくなり小百合の甘える場所を奪ってしまったことでした。

一方、小池が連れてきた女子高生達に飽きたテツらは小池を騙し結を拉致する計画を企てます。

騙されたと気づいた小池が家に戻ると、そこには海星がいました。

テツらの居場所を聞き出し浜辺に向かいながら純に電話をしますが居留守を使われてしまいます。

そんな純に「お前を信じて待っている」というメッセージを残しました。

結はテツらに連れ去られ、危ない場面でしたが海星が現れました。

前回と同じくピンチに陥りますが、純が駆け付けてくれたのです!

同じ頃ラーメン店の調理場に立ち包丁を見つめる玄海がいました。

親子を元気づけようと巌と泉が家に来ていましたが、それを見た巌は玄海を殴り倒します。

勢いで小百合の遺影が倒された事に怒った玄海は、巌を殴り返しました。

そんなふたりを見ていた泉が、ポストに入っている一通の手紙に気付きます。

なんと亡くなった小百合からの手紙だったのです。

そして、海星はテツとの決着をつけ船で再び夜の軍艦島に宝物を探しに行くのです。

 

映画の結末ラストは?

軍艦島にあるとされる宝物が何なのか、ということがこの映画の重要なポイントとなりそうですよね。

海星と玄海にとって、前を向くきっかけとなるものは一体何なのでしょうか?

この宝物を、小百合が自分自身の「未来」を描いた絵だと考察しました。

小百合が玄海を想いながら描いたとすれば、そこに描かれているのは玄海やまだ見ぬ海星の姿ではないでしょうか。

そして、同郷である巌はその絵の存在を知っていたからこそ「オマエが見つけ出してオヤジに渡せたら元気になるかも」と伝えたのかもしれません。

小百合は自分がいなくなることでふたりが不安定になってしまうことを予想していたので手紙を出していたのかもしれませんね。

 

まとめ

ネタバレを紹介しながら原作とのラストの違いを考察してみましたがいかがでしたか?

原作は母から巣立つまでを描きながら、その過程で父親にも前を向いてもらうため母親の宝物を探すという内容のお話でした。

心のよりどころとはなにか、生きていくとはなにか、映画「軍艦少年」は家族を思いながら見てみたい作品ですよね。

ロードショーがますます楽しみになってきましたね!

以上、「軍艦少年映画結末ネタバレ!原作との違いラスト考察!」と題してお届けしました。

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