きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!

きさらぎ駅

きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!

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「きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!」と題してお届けします。

映画「きさらぎ駅」は、2ちゃんねるのオカルト版の実況スレに、実際に書き込みされた恐怖体験を元にした実写映画です。

「きさらぎ駅」は現在は都市伝説として、話題となっている物語ですよ。

実在しない「きさらぎ駅」になぜ、迷い込んでしまったのか、そしてラストはどうなるのか、皆さんはどう考察されますか?

本記事では映画「きさらぎ駅」の結末や、その後とうなったのかをネタバレでご紹介していきます。

また、原作と映画の違いについてもお届けしていきますね。

 

きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!

2004年、“はすみ”というハンドルネームを持つ女性が、匿名掲示板“2ちゃんねる”に書き込んだ内容をもとに映画「きさらぎ駅」は、展開されていきます。

その“きさらぎ駅”を調査すことになった大学生の運命が、大きく狂わされていく様が描かれていますよ。

映画「きさらぎ駅」のあらすじをネタバレでお届けしてまいります。

 

映画あらすじ①

関東女子大学に通う、堤春奈(恒松裕理さん)は、民俗学を研究していました。

春奈は、“現代版神隠し”としてネットで話題となっている「きさらぎ駅」を卒論のテーマに決めます。

「きさらぎ駅」は、匿名掲示板2ちゃんねるで、2004年1月8日「はすみ」というハンドルネームの女性が実況で伝えたとされる都市伝説です。

はすみは、新浜松駅から乗車し、存在しない「きさらぎ駅」に降りました。

その投稿を最後にはすみの消息が途絶えたことで、話題になったものです。

春奈は、その投稿者のはすみと噂される人物・葉山純子(佐藤江梨子さん)を探し当て、直接会う約束を取り付けることに成功しました。

純子の家に向かうため、春奈は遠州鉄道新浜松駅から電車に乗ります。

そして純子の住む家に着いた春奈を出迎えたのは、女子高生・葉山凛(瀧七海さん)でした。

凛は春奈から手土産を受け取ると、お茶を出してもてなしてくれます。

そこで春奈は、「きさらぎ駅」に関連する記事の切り抜きが一面に貼られていることを目にします。

そのことから、純子自身がきさらぎ駅で体験したことへの思い入れの深さが、春奈に伝わってきました。

そこへ、春奈の前に純子が現れます。

純子は、どこか憂いを含んだ美しい女性でした。

凛が自分の姪で、この近くの高校に通っているから、預かっているのだと春奈に言います。

そして、自分がはすみであることを認めたうえで、春奈に信じてもらえるかと確認し、自分の体験したことを話し始めました。

 

映画あらすじ②

2004年1月8日の23時40分、当時高校教師をしていた純子は23時40分に遠州鉄道・新浜松駅を出る西鹿島行きの最終電車に乗りながら兄にメールします。

仕事で帰宅が遅くなったので、最寄りの駅まで車で迎えに来て欲しいという内容でした。

最終電車には、数人の乗客がおり、その会話を聞きながら電車内で純子は仕事をしています。

すると突然、周囲の音がなくなり、電車内の乗客が消えていました。

その次の瞬間、遠州鉄道に無いはずのトンネルに入ります。

トンネルを抜けると、純子は見た事のない風景の中を走っていることに気付きました。

携帯電話は圏外となっており、連絡の取る手段がありません。

そして、電車内をあらためて見直すと、男女あわせて5人の乗客が確認できました。

ぐでんぐでんになったサラリーマン風男性と、3人組の若い男女、そして女子高生です。

先頭車両にいる車掌のところにある黒いカーテンは、開けられず中は見えません。

諦めた純子が女子高生を起こすと、他の4人も目を覚まします。

乗客らが周りの景色に戸惑っていると、電車が駅に到着しました。

その駅が「きさらぎ駅」だったのです。

 

映画あらすじ③

3人組の一人、岸(木原瑠生さん)が純子に、「まだ電車があるか」と聞きますが、分からないと答えると舌打ちし、駅舎の方へ移動しました。

ぐでんぐでんな花村(芹澤興人さん)に純子はトイレの位置を聞かれましたが、分からないと答えます。

純子に折り返しの電車があるのかと聞いた、女子高生の明日香は駅舎の方を見て、驚きました。

明日香は、「いま、あの壁に」と言いかけて、やめます。

そしてふたりがお互いの自己紹介をすると、明日香が純子が勤める高校に通っていた生徒だったことが分かりました。

まだ配属されて間もない純子は1年生の担任をしていたので、3年生の明日香に面識はありません。

ふたりが話をしていると、花村が駅舎のベンチに寝転んでしまいました。

そんなところで寝ていると危険なので、起こそうとしたところ、花村がカップを蹴り中身がこぼれてしまいました。

駅舎では岸が、連れの飯田(寺坂頼我さん)の上に乗り、飯田は何とか岸から逃げます。

3人組のもう一人、ギャル風な美紀(莉子さん)は岸を誘い、飲み物を買うため駅舎を出ました。

純子と明日香も続いて外へ出ます。

駅の周辺には民家はあるものの、人が住んでる気配が全くしません。

違和感を感じながら歩いていると、岸と美紀が戻ってきました。

 

映画あらすじ④

ふたりは、飯田の異変を見て、急いで逃げてきたのです。

そして、明日香と純子も駅まで戻りました。

隣の駅に向かうために線路沿いを歩く岸と美紀のあとに、純子と明日香も続きます。

4人が移動するのを見て、ベンチで待とうとしていた花村は慌てました。

岸らに追いついた純子が話を聞くと、コンビニを探しているとことで、前方にいた飯田のひどく変わり果てた姿を見てしまったというのでした。

その時、美紀の携帯に飯田からの着信があり、画面にはひどい顔面をした飯田がうつっています。

どこからか太鼓の音が聞こえ、背後から追いかけてきた花村が、太鼓の音の方へ4人を誘いました。

その花村の顔も、おそろしい見た目に変貌しており、4人は驚いて逃げ出します。

「危ないから線路の上を歩いちゃダメだよ」と、杖をついた老人が4人に声を掛けます。

そして、何度か同じことを繰り返し言った老人は姿を消し、その直後、4人のすぐ近くに瞬間移動して追いかけてきました。

前方からは飯田が向かってきて、美紀に抱き着き、そのままふたりは炎に包まれてしまったのです。

それを見た岸は、誰かが犠牲になれば自分は助かると考え、純子らに向かってきました。

純子は岸に対抗し、岸は足に怪我を負います。

そのすきに純子は明日香と一緒に逃げ、「伊佐貫トンネル」というトンネルに入りました。

 

きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!あらすじ⑤

岸が追ってくる中、真っ暗なトンネルを純子らが進んでいくと、トンネルの先に出口を見つけます。

出口から見えた光は、まるで希望の光のように見えました。

怪我を追っている純子は、明日香に先に行くよう指示しましたが、純子に追いついた岸に気付いた明日香は、純子の元へ戻ります。

トンネル内にある電球が割れる音がすると、トンネルの天井から伸びた赤いものが、岸の動きを止めていました。

そして純子と明日香は懸命にトンネルを脱出します。

明日香は母親から言われている言葉、「自分に恥じる行為をするな」通り、転んだ純子を助けるために引き返しました。

トンネルの出口には車が停まっており、中から男が降りてきます。

怪我している純子と明日香を心配して乗せてくれると言いました。

男の申し出に甘えたふたりが車にのると、男はまっすぐ走らせたところに行くと言います。

安心した純子と明日香は、後部座席で眠り込んでしまいました。

 

映画あらすじ⑥

純子が目を覚ますと、運転席の男性の異変に気付きます。

そして、ふたりに掛かってきました。

車から降りたふたりが逃げていると、森の中に神社を見つけます。

そして、太鼓の音の方に走ると、林の中に光る扉が見えました。

純子と明日香は、その扉に飛び込めば元の世界に戻れると考えます。

しかし扉の前には、先回りした運転手の男がいました。

純子は男に対抗し、明日香を先に行かせます。

明日香が扉に入ると、その扉は消えてしまいました。

そして次に気がつくと、純子は現実世界に戻っていたのです。

その現実の世界では、2011年1月8日になっていました。

純子にとって、たった一晩の出来事でしたが、すでに7年の時が経過していたのです。

 

映画あらすじ⑦

純子はこの後しばらく入院し、明日香を救えなかったことを後悔し、高校教師を辞職しました。

その後、純子は何度も同じ条件の最終電車に乗りますが、一度も同じ経験をすることはありませんでした。

純子は自分が先に光の扉に向かっていれば、助かったのが自分ではなく、明日香だったのかもしれないと思っていたのです。

そして純子はじぶんの体験した話を終えました。

これまでの純子の話を聞いた春奈は、純子に乗車前の条件を聞きます。

当時使っていた携帯電話を元に、純子が乗った電車は22時30分発だったことが分かりました。

ところが、疲れて眠ってしまった純子は寝過ごしてしまい、反対側の電車に乗り込んだのです。

結局その電車でも寝てしまい、1往復したあと、23時40分の終電に乗ったことがわかりました。

その話を聞いた春奈は、ある手順通りにエレベーターを往復すると、異世界へ行く道が開けると言われている「異世界エレベーター」の話をします。

純子はその日、2度寝過ごしたことで「きさらぎ駅」行きの手順を通過したのではないかと言いました。

ふたりの話を、ドア越しに凛が聞いています。

取材を終えた春奈は、純子に教師に復帰しないのかを聞くと、純子は自分にその資格がないと答えました。

街頭でビラ配りしながら娘を探し続けている明日香の母親の姿を目にして心を痛めているのです。

春奈は、先ほど聞いた手順をクリアし、「きさらぎ駅」へ行ってみようと考えました。

 

映画あらすじ⑧

春奈は22時20分発の西鹿島行きの電車に乗り、22時51分に終点に着きました。

折り返して23時02分に新浜松行きの電車に乗り、23時33分に新浜松駅に着いた後、23時40分発、最終電車の西鹿島行きに乗り込みます。

春奈が車内にいると、23時51分に音が消え、車内には人の姿がありません。

電車はトンネルに入り、窓の外は見た事のない景色がありました。

純子の話と同じで、車内には5人の男女、ぐでんぐでんの男性、3人組の若い男女、女子高校生が乗っていることが確認できます。

「きさらぎ駅」に着いて5人といっしょに降りた春奈は、彼らの会話も純子に聞いたものと同じだと気づきました。

春奈は純子の体験談を元に、みんなを助けられるのではないかと考えます。

明日香が話しかけてきたときに、いち早く駅舎を振り返ってみると、駅舎に赤い筋が走ったのを目にしました。

その筋が自分たちを狙ってくるのです。

明日香に純子のことを聞いてみましたが、明日香は覚えていません。

春奈は花村のカップを落とさずキャッチし、3人の若者らには、外に行かないよう警告します。

そんな春奈を不審に思う岸らは、警告を無視し駅から出て行ってしまいました。

春奈は飯田を助けようと、明日香とともに3人を追います。

太鼓の音が聞こえ、春奈は岸に「駅に戻れ」とすごんだのです。

 

きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!あらすじ⑨

純子と春奈で行動パターンが変わり、飯田の代わりに岸が被害に遭います。

赤い筋が岸にかぶさり、岸の中に入り込みました。

岸の顔がひどくなっていくところを見て、飯田と美紀はあっけにとられます。

春奈はみんなを連れて駅に戻り、線路沿いに歩いて隣の駅まで移動すると言いました。

明日香そして飯田と美紀は春奈に従い、花村は気が抜けた状態です。

花村に付き添おうとする明日香に、花村は大丈夫なことを春奈は伝えました。

歩きながら、明日香に先ほどの件を質問された春奈は「来たのは初めてだけれど、ちょっとね」と答えます。

美紀の電話に岸から電話がかかりますが、岸はやはりひどい顔面のままでした。

見ると後ろから花村が追ってきましたが、吐いています。

春奈がカップをキャッチしてこぼさなかったため、それを飲み、さらにぐでんぐでんとなったようでした。

花村は何度も吐きましたがそのおかげもあり、線路沿いにやってきた赤い筋を回避することがでたのです。

突然現れる老人の出現も予知し、前方からの岸の存在も知っていたので、春奈は避けることができました。

 

映画あらすじ⑩

みんなを救った春奈を見た花村が、「もしかして、ヒーロー?」とつぶやきます。

5人は伊佐貫トンネルに入りました。

「ここではなにも起こらない?」と聞かれた春奈は仲間割れが原因だったことを話します。

明日香に礼を言われた春奈は、明日香に待っている人がいることを伝えました。

やがて、トンネルを出た先に停まっていた車に乗せてもらおうと、花村は男に近付きます。

春奈が車の免許の有無を4人に聞くと、花村は自分が運転できると答えました。

それを聞いた春奈は、車の男を倒します。

驚いている4人に、春奈は車に乗るよう指示しました。

車内で春奈は、車の男が危険な人物だったと説明し、この先の神社にある光の扉から元の世界に戻れると言います。

そこへ春奈らの行く手を遮ろうとする車の男に行く手を阻まれたため、車でぶつかりますが起き上がってきました。

その衝撃でエンジン止まり、みんな降りて走りますが、花村は逃げ遅れて男の犠牲になってしまいます。

後の4人が走って逃げていると、洋館がありました。

純子から聞いた話と異なってはいましたが、春奈らは洋館に行く事にします。

 

映画あらすじ⑪

明かりのついている洋館内に入り、中を調べると、2階を見ていた飯田の悲鳴が聞こえました。

2階から岸が降りてきて、飯田とともに炎に包まれたのです。

そして車の男と、取り込まれた花村も現れました。

逃げた春奈らは、奥の部屋に光る扉を見つけ、そこが出口だと考えます。

そこで春奈は、純子の話を思い出して自分が助かりたいと考え、明日香に先に行くよう指示しました。

明日香は春奈に気を遣いましたが、春奈は断わり、明日香を先に行かせます。

春奈のことを言う通り、明日香が扉をくぐると、光る扉は消えてしまいました。

通常の世界に戻れない春奈は「なんでよー」と叫びます。

洋館の外に出ると、空には巨大な“目”のようなものがありました。

それを見る春奈の目も、黒くなっていったのです。

そして、明日香は通常の世界に戻っていました。

 

きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!

映画「きさらぎ駅」の結末のネタバレをご紹介します。

そしてその後がどうなったのか、原作と映画の違いについても見ていきましょう!

 

結末は?

森を出て草原を歩いている明日香に、純子が「おかえり」と出迎えました。

純子は春奈に自身の体験したことを語った際、ひとつだけ違うことを話していたのです。

光の扉が出て、明日香が扉をくぐったと春奈に言いましたが、実は違っていました。

純子は、明日香にかばわれて自分が先に扉をくぐっていたのです。

元に戻れるのは、先に扉をくぐった1名だけだったため、明日香は戻れずにいたのでした。

そのことを悔やんでいた純子は、春奈からの連絡があった際、探偵に春奈の調査を依頼します。

春奈の身元を確認し、明日香を連れ戻すための引き換えとして、春奈を利用しようと考えました。

そして純子は探偵事務所からの春奈の資料を捨てます。

純子の話を聞いていた凛は、親友の大園葵(堰沢結衣さん)と2人で実況を行なっていました。

葵は「きさらぎ駅」への行き方を知っている凛とふたりで最終電車に乗り込もうとします。

そこで凛はジャンケンで勝った人が一人で乗ることを提案しました。

ジャンケンに勝った凛は、ひとりでスマホを持って電車に乗ります。

そして凛も車内で同じ体験をして、異世界に行きました。

車内をうつす凛のスマホには、春奈の姿がありました。

 

原作との違いは?

原作では、はすみが存在しないきさらぎ駅に降り立った後、実況するなか、不思議な世界に迷い込んでいく様が描かれています。

そして無事に戻った7年経った後のことは明らかになっていません。

一方の映画では、きさらぎ駅に行ったはすみの体験したその後が描かれています。

「きさらぎ駅」に関心を示した春奈が純子と同じ体験をし、皆を救出しようとします。

さらに、春奈の行動を予め読み、偽ったネタを教えることで、純子は明日香を助け出そうと企てました。

映画は原作のネタを元に、アレンジを加え、その後が描かれていることがわかります。

そして、純子の姪・凛がきららぎ駅行の電車に乗り込み、春奈を確認した所で映画はラストを迎えました。

これを延々繰り返し、春奈もいつか出られる希望もあるかもしれませんね。

 

まとめ

 

映画「きさらぎ駅」の結末がどうなるのか、ネタバレでご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

原作では、きさらぎ駅という存在しない駅で実況を続けながら、迷い込んでしまったはすみの体験談が語られた物語でした。

そして、はすみが戻った世界は7年の時が経過していましたよ。

映画では、はすみが戻ったその後が描かれています。

意外なラストとなり、驚かれた方も多かったのではないでしょうか。

また、原作と映画の違いについてもお届けしましたので、是非チェックしてくださいね。

以上、「きさらぎ駅映画結末ネタバレその後は?原作との違いラスト考察!」でした。

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